2010年は、国連が定める『国際生物多様性年』であるとともに、生物多様性条約の『2010年目標の年』でもあるなど、生物多様性にとって大変重要な節目の年です。そして、10月には、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が愛知県名古屋市で開催されることが決定しています。この会議は世界各地から約1万人が参加するもので、今世紀に入って国内で開催される最大規模の国際会議です。COP10では、生物多様性への事業者の取り組みについても活発に議論されると予測され、開催国及び議長国である日本には、国際的なイニシアティブの発揮が求められています。
COP10を目前に、生物多様性の保全及び持続可能な利用に関する事業者の役割について世界の関心が高まる中、国内では生物多様性についての認識が十分浸透しているとはいえません。地球環境問題と密接に関連しあいながらも、環境問題の中でも難しく捉えられ、理解が進んでいないのが現状です。 事業者の取り組みも、現状では未だ一部の先進企業にとどまり、国内の取り組みは、まだこれからの段階です。
生物多様性がもたらす様々な恩恵は、すべての生物の生存基盤であり、私たちの暮らしにとってなくてはならないものです。従って、生物多様性の保全及び持続可能な利用に関する普及啓発と民間参画の取り組みが急務であり、企業だけでなく、地方公共団体、NPO、そして全ての生活者の参画が望まれるとともに、今後より継続的に活動を推進し、活性化していくことが求められています。このような現状の中、今回、福岡・大阪において、生物多様性をテーマとした初の総合的な展示会「生物多様性EXPO 2010」を開催する運びとなりました。
生物多様性に配慮した事業や研究に取り組む事業者やエコツーリズム等を通じて地域活性化を図る団体、さらには一般消費者が集い、これら関係団体の取り組みとその重要性の周知を加速するとともに、先進企業の取り組みを参考に、新たなビジネスチャンスとして捉えていただく場として、初の試みとなります。
景気低迷の折、様々な事業者が集うことで、新たな事業開拓の可能性と雇用の創出、一次産業の付加価値の発掘など、地域活性化を図ることも目的としています。これに先立ち、2009年10月~12月の期間、仙台、名古屋、東京地区における環境関連の展示会などに、生物多様性ブースの出展を展開して参ります。
今後、国際社会に発表された温室効果ガス削減目標の実現、地球温暖化対策とあわせて、世界的に注目度の高い「生物多様性」に対する数々の取り組みの活性化に向け、初の総合展示会となる本事業に、ぜひご参加とご協力のほど宜しくお願い申し上げます。











