例年合格者数が、ほぼ1500人で一定している理由
ここでは、近年のマンション試験の試験結果を簡潔に分析してみたいと思います。
試験の難易度を推し量る上で、マンション管理士の場合も「合格率」を見ることは大切ですが、ただそれだけでは、この試験制度の真実は見えてきません。
管理人から、行政の思惑も加味しながらそのあたりの事情をご説明させてください。
■データ1<過去の試験結果>
年度 |
受験者数 |
合格者 |
合格率 |
合格点 |
|---|---|---|---|---|
平成17年度 |
26,184人 |
1,909人 |
7.3% |
34点 |
平成18年度 |
21,743人 |
1,814人 |
8.3% |
37点 |
平成19年度 |
19,980人 |
1,479人 |
7.4% |
36点 |
平成20年度 |
19,301人 |
1,666人 |
8.6% |
37点 |
平成21年度 |
19,120人 |
1,444人 |
7.6% |
34点 |
平成22年度 |
17,704人 |
1,524人 |
8.6% |
37点 |
マンション管理士の試験は、受験者数と合格者そして合格率の数字が、非常に安定した試験であることがお分かりになると思います。
数字をざっくり丸めてしまうと、「受験者数19,000人、合格者1,500名、合格率8%」の試験である、ということができます。
管理人はこれまで数年間、マンション管理士試験の動向を追ってきました。そしてひとつの傾向に気づきました。
それは例年合格者数がほぼ「1500人」で一定していることです。そのため受験者数との比率で、毎年の合格点が34~37点あたりを行ったり来たりすることになります。
受験者数が毎年19,000人前後で安定しているのは、これは偶然かもしれません。残念ながら管理人にはその理由は読み解けていません。
ここで大事な二つ目の答えにたどり着きます。
「マンション管理士試験は、事実上は相対試験」です。相対試験とは成績上位の者を順に合格させる試験で、マンション管理士試験の場合は上から1500番目位までの受験者ということです。
なぜ毎年1500人の合格者を輩出する試験かといえば、それはやはり国がマンション管理士の育成を急いでいるからでしょう。とはいえマンション管理事情の適正化推進には、事が急務だからといって、合格者の水準を下げるわけにはいきません。そのあたりの均衡が意図的に計られているように思われるのです。
そのためマンション管理士試験は、レベルの高い水準で、安定した試験傾向を示しているということになります。
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